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ダルニー奨学金を受給した元奨学生の今!

【地域】タイ東北地方・ラオス 【報告掲載日】2007年11月12日(月)

今年で20周年を迎えた日本民際交流センターは、記念イベントを開催しますがhttp://www.minsai.org/070928.html、来日する元奨学生4人が決まりました!

ラオス奨学金は1997年からスタートしましたが、ラオスの元奨学生を招へいするのは初めてです。タイから来日するダルニーさんは2回目。もう1人のツェンチャイさんは1期生で、高校1年から3年間奨学金を受けました。1988年タイで奨学金開始当時、教育を受けられない状態が当たり前だったため、親も子も教育の重要性をなかなか理解できませんでした。そうした社会状況で、中学校に就学したい生徒を探すのが困難だったため、奨学生の選考基準を中学生に限らず、「経済的に貧しく、勉強意欲があり、学校が協力的であること」とし、勉強意欲のあった中3のツェンチャイさんが奨学金を受けました。なお、4人は11月28日に成田に到着、12月4日に帰国します。

●タイ・ツェンチャイさん
20年前の1988年、中3を終えたツェンチャイさんは、高校に行きたいという希望はあったのですが、経済的に貧しい村では教育は中学校を終えれば十分と皆が考えていたため、彼女も都会に出稼ぎに行くと両親に伝えていました。ところが、その年から始まったダルニー奨学金のことを学校で聞いて考えが変わり、申し込んでみました。そして合格。その知らせに「嬉しくて泣きそうになりました」と当時の感激を語ります。その後、大学に通いつつ働いて学資を稼ぎ、さらに知人から資金援助を受けて卒業。近い将来、ウドンターニー県の母校の中学校で教職に就くため、現在、サコンナコーン県(タイ東北)で研修を受けています。「教育は暮らしを向上させます。だから先生になりました。先生として地元で働き、教育を受けた人の生活が良くなるように貢献したいのです」。

●タイ・ダルニーさん
21年前の1987年、代表の秋尾がタイ東北地方を訪れたとき当時7歳だったダルニーさんが秋尾に「勉強を続けたい」と訴えたのが1つのきっかけとなってダルニー奨学金が始まりました。同級生で中学に進学したのは46人中4、5名だそうです。高校卒業後に職業学校に進み、デパートで勤務した後、タイ事務局(EDF)に就職。「中学に就学できなければ、こうした就業の機会もなかったでしょう」。現在、仕事で東北地方に出かけ、貧しくて中学に就学できない子に接する機会が多いそうです。「貧しく成績があまりよくない子でも、学校に行って勉強したいと思うはずです。成績だけで切り捨てない、それがダルニー奨学金です。こうした子ども達に学ぶチャンスを提供する仕事ができて嬉しいです」。

●ラオス・ダウチャイさん
「子どもの教育は重要で、できる限りのことをしたい」と考えていた両親。しかし、6人きょうだいの2番目だったダウチャイさん(2期生)の学用品を買う余裕がなかったため、先生が勧めてくれたダルニー奨学金に応募。以後3年間、ダルニー奨学金を受けて小学校を卒業し、その後も両親や親戚がお金を工面して中学、高校を卒業しました。「もし奨学金がなければ、小学校を退学していたかも」というダウチャイさんは、今も奨学金提供者への感謝が続いています。現在21歳の彼女は工場の食堂でコックとして働き、給料のほとんどを親への仕送りに回しています。将来の夢は医者になること。「病気がちのお母さんをまず治療して元気になってもらいたい。それに私の村は都市から離れ、生活レベルも低く、そのために子どもたちがいろいろな病気にかかっています。彼らを治療したい」。

●ラオス・ダオオサバイさん
ラオス奨学生1期生のダオオサバイさんは8人きょうだい。家庭は「とても貧しかった。それで先生が奨学金のことを教えてくれた」そうです。そして中学3年までの6年間、ダルニー奨学金を受けました。「奨学金を受けるようになって、勉強への意欲が湧いてきました。勉強できるチャンスが与えられたのですから、一生懸命勉強しました」。
ダオサバイさんは将来、小学校の先生になるべく現在、サワンナケート県にある教師養成カレッジに通っています。学費は、彼が卒業した小学校で教師をしているお姉さんが払っています。「教育は長いプロセスですが、必ず見返りがあると思います。私たちの国では人々が教育を受け、その教育を受けた人が国の発展にために尽くすことが大事です。奨学金を提供してくれた方への恩返しの意味でも、一生懸命勉強して良い教師になり、国の発展のために尽くしたいと思っています」。

関連WEBページ http://www.minsai.org/071109.html

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