【地域】東ティモール 【報告掲載日】2012年02月22日(水)
みなさん、こんにちは。
気仙沼での8カ月間の活動を終えて、本年の1月初旬、雨期真っ只中の東ティモールにやってきました尾崎です。
東ティモールでは保健医療施設が近くにないために、保健医療サービスへのアクセスが難しい地域で、乳幼児や妊産婦の健診、予防接種や薬の配布など、住民の保健医療を無料でおこなう「SISCa」(Integrated Community Health Services)※ が、国のプログラムとして展開されています。
※ 用語:「SISCa」
「SISCa」 とは、人口の少ない僻地や常設保健施設のない地域での保健サービスの促進を目的とした、「移動式診療所」のことを指します。
私はこれから、前任の吉森さんの後任として、このSISCaの活動に関わっていくことになります。
活動地であるアイレウ県は、首都ディリから1時間半ほど離れた山岳地帯。同じ空の下で、同じ太陽の光を浴びながら、日本とは異なる環境の中で精一杯生きている人々の暮らしがここ東ティモールにもあります。
場所によっては道の状態が悪く、交通手段もないような地域もありますが、色鮮やかな制服を着て元気よく歩いて学校に通う子どもたちや、SISCaの会場までの長い道のりを赤ん坊を抱えながら歩いて来てくれるたくましいお母さんたちの姿があります。
これまでSHAREがサポートしてきたSISCaの活動状況は、以前に比べるとずいぶん改善してきており、SISCaに足を運んでくれる住民の数も増えているようです。
一方で、様々な理由で未だ適切な保健医療にアクセスできない住民もいます。
ここでは、ほとんどの女性が自宅分娩で、妊産婦の死亡も課題の1つとなっていますし、住民登録が正しく行われないために、SISCaが提供するサービスの対象から漏れている子どもや、住民たちがいます。また、昔からの伝統医療に頼る人も少なくないようです。
初めての土地でわからないことも多いですが、これから少しずつ色んなことを教わりながら、少しでも多くの人々が健康で幸せに暮らせるように、現地の人々と協働しながら、共に活動していきたいと思います。
プロジェクトマネージャー
尾崎里恵
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