児童労働って何だか知っていますか?シルビアはケニアのコーヒー農園で働いています。12歳ですが学校に行っていません。年間1500円の学費が払えずに学校をやめざるを得ませんでした。毎日、農園でコーヒーの実を摘み、集積場所にもって行きます。1日中働いて60シリング(日本円で約100円)。10シリングでサトウキビなどを買って食べます。農園で使われる農薬で顔はひりひりし、息をするのが苦しいこともあります(映画Stolen Childhoodsより)。コーヒーは外国に輸出されます。行き先はヨーロッパ、アメリカ、そして日本。私たちにはこうした子どもたちに対して、何の責任もないのでしょうか?遠い国の貧しい子どもたち話で、私たちとは関係がないのでしょうか。

世界には、貧しさや借金、だまされてなど、いろいろな理由で教育を受けることも遊ぶこともできずに幼いうちから働く子どもたちがいます。働く子どもたちの作っているものには、コーヒー、カカオ、綿花、ゴムなど日本のスーパーやお店に並んでいるものの原材料も沢山あります。でもきれいにお店に並んでいると、品物がどのように作られたのか全くわかりません。その他にも、サッカーボールの製造、児童買春、児童ポルノ、メイド、兵士など働く子どもは多様です。その数は、世界で2億1800万人。世界の子どもの7人に1人の計算です。
子どもが働くということは、もちろん古い時代からどこの国でもありました。産業革命以後も沢山の子どもが労働の中で死んでいきました。1995年くらいから、世界では児童労働に対する取り組みの必要性が、特に強く言われ始めました。1999年には人身取引、債務奴隷、兵士、買春・ポルノなど子どもの健康や安全、道徳を害する労働を禁止する、最悪の形態の児童労働条約(第182号)が採択され、児童労働問題への取り組みが世界的な規模で広がり始めました。国際機関や政府、民間NGO団体や企業も児童労働の現実に目を向け始めています。貧しいから仕方ないとか、児童労働でつくられたものを買わなければいいとか、子どもを働いている場所から追い出せばいいというほど、問題は単純ではありません。私たちの生活や勤めている職場での仕事は、児童労働と関係がないでしょうか?子どもたちのために、市民の私たちにもできることがあります。
ストリートチルドレンや孤児、家庭を追われた子ども、そして暴力や極度の貧困から逃げ出してきた子ども、また過酷な状況下で労働に従事していたり、そのために教育の機会を奪われている子どもたちは、世界で約2億4600万人ともいわれています。これは世界の子どもたちの6人に1人にあたります。また毎年 120万人もの子どもが人身売買の対象とされています。ACE(エース)は、このような子どもたちを対象に1997年より活動しています。また、現地での支援を行うだけでなく、日本の青少年に世界の子どもたちに関する学習の機会を提供することで、日本の子どもたちとアジアの子どもたちが「共に成長していく」ことを理念としています。
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