1986年、旧ソ連で起こったチェルノブイリ原発事故。この事故により、広島原爆の300倍とも500倍とも言われる放射能が大気中に放出されました。最大の被災国となったベラルーシ共和国では、何十万という人々が強制移住を余儀なくさせられ、ゴーストタウンとなったいくつもの村々が地図上から名前を消しました。現在も水や大地は汚染されたままで、立ち入り禁止の地域が多くあります。特に事故当時の子どもたちのあいだでは、大量に降り注いだ放射能の影響によって甲状腺ガンが急増しており、20年以上を経た今でも、チェルノブイリの爪痕に苦しむ人々が多くいます。


経済的、社会的に多くの問題を抱えるベラルーシでは、十分な医療設備、技術が整っておらず、甲状腺ガンの発見が遅れ、肺などに転移して命を落とすケースも少なくありません。運良く早期に発見されたとしても、その摘出手術はあまりにも大雑把なもので、喉には大きな傷跡が残り、声帯を傷つけられ声を失うこともあります。さらに、甲状腺を摘出した患者は、その後、残る人生の間ずっとホルモン剤を摂取しなければなりませんが、自給自足に近い暮らしをする人々にとって1箱3〜5ドルのホルモン剤の経済的負担は軽くなく、実際には摂取していない人も多くいます。
チェルノブイリ原発事故の被害にあった人々の支援のために、医療援助活動を行い、被災者に対する物質的・精神的支援を行うことを目的として活動しています。
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